003値引交渉の仕方とコツの最近のブログ記事

「余計なことはしゃべらず、とにかく曖昧に答え、こちらの情報を必要以上に与えない」ことが大切になります。
しかしここで重要なのは、新車購入の意思はあることは営業マンに伝えておくことです。
営業マンにしてみれば新車を買うかどうかも分からないお客よりも、新車の購入を真剣に考えているお客を相手にしたほうが効率が良いので、購入意思があることを伝えれば営業マンは本気で応対してくれるからです。
それでは営業マンの質問にどのように答えていけばよいのか?こちらのペースで商談を進めていけるのか?を、具体的に見ていきましょう。
※電話、メール、HP等で事前にアポを取ってディーラーに行くのも効果的です。わざわざ電話やメールでアポを取って来店する客は「購入する見込みが高い客」だと営業マンに思わせることが出来ますし、2月、3月や土日は新車を購入するお客が多いため、アポ無しで行くと、営業マンが全員、接客中で待たされる可能性が高いからです(逆に平日は営業マンが全員出払っていることも・・・)。
※新車の値引き交渉は「強気」で行えば良い!などと雑誌に書かれていることもありますが、新車の値引き交渉はあくまでも「低姿勢・紳士的」な態度で行ったほうが最大限の値引き額を引き出せることが多いです。
営業マンからしてみても、横柄な態度の人には「安く車を売りたくない!」、「こんな奴と商談を進めていくのは嫌だ!」と思われてしまいますし、新車を購入してからも付き合いは続くので、こんな横柄な態度の人とは付き合いたくないと思われてしまうと、値引きどころではありませんからね。ただ、購入する気がなく、競合させるためにだけ見積もりを出してもらう場合は、初めから少し強気に交渉を行うことも1つの手かもしれません。
愛車の車検切れ・故障で新車を買う場合 | |
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もしも「愛車が故障したので今月中には車を買わなければいけないんですよー」
などとお客が言った場合、営業マンとすれば、「このお客は購入を焦っているのでそれほど値引きしなくても買うな」と思い、最大限の値引き額が引き出せない可能性が高くなるのです!
ですので仮に愛車が故障したり、車検有効期間が迫っているため、すぐにでも新車を購入しなければならない場合でも、
「良い条件さえ出してもらえればいつでも契約してもいいですよ。」
「最も良い条件を出してくれたディーラーで車を買おうと思っているんですよ。」
「条件が悪ければ(値引き額が少なければ)車検を通してあと2年乗ろうと思っています。」
という感じで商談を行いましょう。当然、時間がない場合でも可能な限り複数のディーラーを廻って、競合させていくことが大切ですよ。
営業マンとの具体的な新車値引き交渉術と会話(序盤戦) | |
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・営業マン「いらっしゃいませ。車(新車)の購入をお考えですか?」
「はい。どうしようか迷っているんですよ。」
Point!
新車の購入は検討中だが、買うかどうかはまだ迷っている、ハッキリとは答えないのがポイントです。
・営業マン「検討中の車種などはありますか?」
「はい。いくつか候補はあるんですか、決めかねているんですよ。」
Point!

もしも初めから購入したい車種(本命車)が決まっている場合、本命車の営業マンにそのことを悟られてしまいますと、
「このお客は最終的にはうちの車を買いたいので、値引き額を抑えても買うだろう」
と思われてしまい、最大限の値引き額は勝ち取れませんので、例え購入する車種が決まっていた場合でも必ずいくつかの車種の中から迷っていることを伝えましょう!
「ミニバンの購入を考えているんですよ」

などと言うのは良いですが、例えば「ヴォクシー(TOYOTA)」が本命車の場合・・・
「ヴォクシーを購入しようと思って見に来たんですよ。」
などと、トヨタの営業マンに話してはいけませんよ!
ただトヨタ以外のディーラーでは・・・
「トヨタのヴォクシーを購入しようと思っているんですが、おたく(日産)のセレナも検討しているんですよ。」
などと、本命車は別にあるが、まだ決めかねているということをアピールすることがポイントです。
本命車が別にあるということは、値引き額でより良い条件を出さなければ、本命車に勝てないと営業マンは思いますので、最大限の値引き額を引き出せる可能性が高くなるのです。
・営業マン「ご予算はいくらほどで検討中ですか?」
「安ければ安いほどいんですが・・・」
Point!
素直に、「予算は○○○万円までで探しているんですが・・・」、などとは答えてはいけません!

お客の予算が分かればその範囲内でしか値引き額がされなくなったり、または、その予算であればこの車種(グレード)がオススメですよなどと、自分が購入を検討中以外の車やグレードを薦めてくる事があるからです。
ただ商談終盤、値引交渉が煮詰まってきた場合は、
「予算は○○○万円なんで(実際に設定している予算よりも少な目の額)、後○万円ほど安くしてもらえなければ厳しいですね。」
などと、「予算オーバーしているので、もう少し値引いてもらえなければ購入するのは難しい」といった感じで商談を進めていくことも時には効果的ですよ。
・営業マン「ご購入はいつ頃をお考えですか?」
「特に決まっていないんで、良い条件さえ出してもらえればいつでも買ってもいいと思っているんですよ。」
Point!
いま乗っている愛車の車検などの関係で購入時期が決まっている場合でも、そのことを営業マンに知られると値引き交渉が営業マンのペースで進んでしまいますので、購入意思はあるが、購入時期はいつでもかまわないことを伝えることがポイントです(下取り車がある場合でも最初は下取なしで見積もりを出してもらいましょう)。
ただ半年、1年も先に購入を考えている客の相手をするのも営業マンにしてみれば面倒くさいので、2、3ヶ月以内には購入する予定だと伝えることも重要かもしれません。
・営業マン「試乗されて見ますか?」
「はい。お願いします」
「今日はとりあえず見に来ただけなので今度お願いします」
Point!
車を見ていると、営業マンから試乗を進められることもありますが、これは時間があれば試乗しても良いでしょうし、時間がなければ断っても良いと思いますので、正直、どちらでもかまいませんσ(^_^;)
ただ試乗したい車がディーラーにあるとは限りませんので、試乗したい車がある場合は事前にメーカー、またはディーラーのHPで確認したり、予約しておいたほうが良いでしょう。
・営業マン「見積もりを出しましょうか?」
「はい。お願いします。」
Point!
ディーラーで車をいくつか見ていたり、試乗した後に営業マンから
「お車の見積もりを出しましょうか?」

もちろん見積もりを出されたからといって購入しなければならないわけではありません。
この場合、例え下取りして欲しい車がある場合でも、まずは下取り無しの、付けたいオプションがある場合でもオプション無しの、車両本体価格と諸費用だけの見積もりをお願いしましょう。
「車は友人に売るかもしれませんし(下取り車がある場合)、オプションはまだ分かりませんので、まずは車両本体価格と諸費用だけで見積をお願いします。」
など・・・
また初めてディーラーに足を運んで見積もりを出してもらう場合は、あえてこちらから値引き交渉をしないのがポイントです!
そして出された見積書を眺めながら、

「うーん。。。」
「諸費用とかを含めると結構かかるんですね・・・」
などと、険しい顔をしながら店を後にしましょう(= ̄∇ ̄=)
最初の見積もりは営業マンからしてみてもジャブのようなものなので、その金額で購入してくれるなんて思っていません。
おそらく、「購入を本気で考えてくれるならもう少し値引きできますよ」、などと話してくると思いますが、
「まだ購入するか分かりませんので、今日のところは帰ります。もっと良い条件が出せる場合は連絡してください。その時にもう1度検討したいと思います。」
などと言って店を出ましょう。間違いなく1週間以内には、
「この前はご来店ありがとうございました。この前よりも良い条件が出せると思うのでもう1度お話をさせてもらえませんか?」
などと連絡がありますので、2度目の交渉に臨みましょう!最初の商談で最大の値引き額が出ることは絶対にありませんので、どんなに良いと思える条件を出されても1回の商談で契約してはいけませんよ。最初の商談は軽い挨拶程度で十分ですから。
※最近では新車はいくら値引きして買えるか?という情報が雑誌やインターネットで氾濫しており、はじめから値引き交渉をする方が増えたためか、最初から値引き交渉をすると営業マンから逆に、「値引きは難しいですね」などと釘を刺されることがあります(もちろん営業マンの戦略なのですが・・・)。そうなれば営業マンのペースで商談が進んでしまう可能性が高くなりますので、あえて最初の商談では値引き交渉は行わないことがポイントなのです!
※ハイブリッド車、人気車、モデルチェンジ後の車種、付けるオプションによっては、契約から納車までが1ヶ月以上かかることも珍しくありませんので、最初の商談で「もしも買うとなった場合、契約してから納車までどれほどかかりますか?」などと確認しておきましょう。
新車値引き交渉術・関連記事 | |
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⇒新車値引き交渉・中盤戦
⇒新車値引き交渉・終盤戦

「その後、ご購入を検討していただけましたでしょうか?」
「前回よりも良い条件を提示できると思いますので、もう1度お話させていただけませんでしょうか?」
などと連絡が入ると思いますので、2回目の商談に臨みましょう!
ちなみに商談は本命車(ディーラー)ほど後回しにすることが基本です。例えばTOYOTAの車が本命で、日産の車が対抗の場合は・・・
・ホンダ⇒スズキ⇒日産⇒TOYOTA
などの順で商談を行えば、最後のTOYOTAで商談をするときには、その他のディーラーの条件を持ち出して値引き交渉を行うことが出来るようになるのです。
「日産ではかなり好条件が出ているので迷っているんですよ・・・」
など・・・
また同メーカー別会社で競合させる場合も、自分が購入したいディーラーを後回しにすると良いでしょう。
「実はNetz○○店でも商談を進めており、かなり好条件を出されているんですが、ヴォクシーを買うならおたくNetz△△店(経営資本が異なる)で買いたいと思っているので、なんとか頑張ってもらえませんか?」
など・・・
値引交渉は2度目の商談から | |
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最初の商談ではあえて値引交渉は行わないのが最大限の値引き額を引き出すポイントですが、2度目の交渉では同タイプ、同価格帯の車種を引き合いに出して値引交渉を行っていきます。

例え購入する車(本命車)が決まっている場合でも、競合させて値引交渉を行っていかなければ最大限の値引額は引き出せませんので、大変で面倒かもしれませんが複数のディーラーを廻って見積もりを出してもらい、競合させて値引き額を引き出していきましょう!
~競合車種~
・「N-BOX/タント/デイズルークス/スペーシア」
・「キューブ/ルーミー/フリード」
・「フィット/ヴィッツ/デミオ/スイフト/ノート」
・「ウィッシュ/アイシス/ラフェスタ」
・「C-HR/ヴェゼル/ジューク/CX-3」
・「ハリアー/エクストレイル/CX-5/フォレスター」
・「ノア(ヴォクシー)/ステップワゴン/セレナ」
・「アルファード(ヴェルファイア)/エスティマ/エルグランド/オデッセイ」
⇒競合させて安く買う!
営業マンとの具体的な新車値引き交渉術と会話(中盤戦) | |
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新車は高い買い物なので、ディーラーで商談するだけでなく、自宅で商談することも珍しくありません。
忙しい方や、ディーラーまで出向くのが面倒な方は遠慮せずに自宅に営業マンを呼んで商談を進めていきましょう!
・営業マン「前回より○万円、値引き額を上乗せさせていただきました。これはかなりの好条件ですよ。」
「う~ん。。。もー少し安くならないと契約できませんね・・・」
「他の車種と迷っているんで、まだ決められませんね。」
また他のディーラーでも商談を進めている場合は(当然、複数の車種、ディーラーで商談を進めて競合させてくださいね)、
「他のディーラーではもっと好条件が出ていますので、この条件では難しいですね・・・」
など・・・
Point!
ハッキリ言って、2度目の最初の商談で最大の値引き額が提示されることはまずありません!
そこで最初の商談では切り出さなかった、他のディーラーを引き合いに出して、これくらいの値引き額では契約できませんよ!と、優しく切り替えしましょう。
その時に、
「どの車種と迷っているんですか?」
「見積もり書(他のディーラーの)を見せていただけますか?」
などと営業マンに聞かれると思いますので、正直に、
「○○と、○○の車も検討しているんですよ。」
「見積書は他のディーラーの方には見せないで欲しいと言われているので・・・」
などと答えると良いでしょう。
もちろん他のディーラーがすでに大きな値引き額を提示してきている場合は、その見積書を見せて商談を進めていくことも当然、効果的です(最近はネットで見積書を公開する人が増えているので、見積書に値引き額を記載しないディーラーも増えています)。
・営業マン「この車は○○が良いですよ」
「車のことはあまり詳しくないので・・・」
「性能はあまりよく分かりませんが、とにかく少しでも安く車を買いたいんですよ。」
Point!

「うちの車は○○が良いですよ!」
「リセールバリュー(数年後、売る(下取り)際の車の価値)、アフターサービスが良いですよ!」
などと言って、車の性能、サービス、リセールバリューについて話してくると思いますので、
「車の事はよく分からない」
「あまり性能にはこだわらない」
「長く乗るつもりなのでリセールバリューは関係ない」
などと、少しでも安く、良い条件で車を購入したいという姿勢を見せましょう。
そうすれば営業マンも「このお客は安くしないと車を買ってくれない」と思いますので、値引き額を最大限、引き出せる可能性が高くなるのです。
・営業マン「今日決めていただけるなら後○万円、値引きします!」
「いくら値引してもらえるんですか?」
と、値引き額を聞いた後に
「他の車種も検討しているので、今日決めることは出来ません。」
「家族(妻)とも相談しなければならないので今日は決められません。」
「他のディーラーとも商談中なので、まだ決めることは出来ません。」
など・・・
Point!
「今日決めていただけるなら、もっと良い条件を提示できますよ!」
これは営業マンがよく使う言葉ですが、この言葉に騙されてはいけません!
間違いなく今日決めなくても明日でも1週間後でも、1度提示された見積り額から高くなることはほとんどありませんので(笑)、具体的にどれほど値引いてくれるのかを聞きだした後に、上記のようにやんわりと切り替えしておきましょう。
・営業マン「これ以上の値引きは少し厳しいですね・・・」
「分かりました。とりあえずまだ他のディーラーとも商談中なので検討しておきます。これ以上良い条件が出せるようであればまた連絡してください。」
Point!

次回の商談で納得できる値引き額が提示されれば契約を考えても良いと思いますよ。
新車値引き交渉術・関連記事 | |
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⇒新車値引き交渉・序盤戦
⇒新車値引き交渉・終盤戦

複数のディーラーと商談を同時に進めていくと疲れると思いますが、新車を安く買うためですし、新車を乗っているところをイメージして、最後まで楽しく、そして粘り強く商談を進めて行きましょう!
また新車を購入すればその営業マン(ディーラー)と、その後もアフターサービスなどで付き合いが続きますので、最後まで紳士的な態度で交渉していきましょう。新車を安く買うことも大切ですが、車を買った後のことも考えて商談を行うことも大切ですよ。
競合させる場合の注意点 | |
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営業マンに、「このお客はうちの車を買うな(本命だな)」と悟られてしまうと、確実に値引額は抑えられますよ。
また本命車が複数のディーラーで販売している場合(例えばトヨタの場合はトヨペットとネッツ、日産の場合はレッドステージとブルーステージなど)、商談終盤に、同メーカー別会社同士で商談を進めていることを切り出して、

「僕はどちらで買っても良いと思っています。良い条件を出してくれたほうで買おうと思っています。」
などと交渉していくと、最大限の値引き額を勝ち取れる可能性が高くなります。詳しくは・・・
⇒ディーラー(販売店)選び)
⇒競合させて安く買う!
ただ同メーカー、別会社同士で競合させていることを切り出すのは、値引き額が限界に近いと感じた商談終盤以降に行いましょう!
商談序盤から同メーカー同士で競合されていることを知った場合、営業マンの心証が悪くなり、逆に値引き額が伸びなくなることがあるからです。例えば、
「友人、知人に紹介されたので仕方なく○○の営業マン(同メーカー、別会社)の方とも商談を行っているんですよ。僕は別にどちらから買っても良いので、良い条件を出してくれたほうで買おうと思っています。」
また、例えばアルファード(TOYOTA)を検討している場合、アルファードは「トヨペット・Netz」で同士競合さすことが可能なのでトヨペットの営業マンに対しては・・・
「実はNetz○○店とも商談を行っていて、Netz○○店がかなり好条件を出してくれているんですが、アルファードを買うなら僕としてはおたく(トヨペット)から買いたいと思っているんですよ。」
など・・・
そうすれば営業マンとしてはうれしくなり、「よし頑張ろう!」と思ってライバルディーラーよりも好条件を提示してくれる可能性も高くなるのです。
もちろん商談は同時に進めて行きましょう。切り出すのは商談終盤以降ということです。
下取り査定は商談終盤で | |
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最初から下取有で見積もりを出してもらうと、確実に車両本体価格の値引き額が下取り価格に組み込まれ、結果、車両本体価格からの値引き額が抑えられることになるからです(高く下取りしてもらったと思っても、実は車両本体価格の値引きが低く抑えられているのです)。
ですので商談終盤、車両本体価格からの値引きが限界に来たと思ったら、下取車の査定をお願いし、中古車買取専門店の買取価格と比較して(もちろん中古車買取専門店には早めに査定をお願いしておきましょう)、高く買い取ってくれるほうに売ればいいのです。
その場合、中古車買取専門店のほうが買取り価格が高いのであれば、その買取価格を武器にディーラーと交渉してもいいですしね。
⇒下取り価格の上積み交渉
オプション・付属品・諸費用の値引き(カット)は商談終盤で | |
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車両本体価格からの値引が限界に来たと思ったら、次にオプションの値引交渉、そして諸費用(車庫証明・納車費用)、付属品のカットを交渉していきましょう。
あくまでも「オプション、付属品、諸費用」の値引き交渉(カット)は商談終盤に行うことが大切です。
最初からオプションの値引きや車庫証明、納車費用のカットを交渉すると、例え値引き、カットしてもらえた場合でも、それは車両本体価格からの値引き額が組み込まれているだけで、結果的には車両本体価格からの値引き額が少なくなっている可能性が高いからです。
⇒オプションについて
⇒車庫証明書
⇒納車費用
それぞれ別々に値引交渉(カット)を行っても、最後の最後には総額での値引交渉になると思いますが、最初から総額での値引交渉を行うよりも確実に値引き額を引き出すことが出来ると思いますので頑張ってください!
付き合いのあるディーラーを上手く利用する | |
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新車を初めて買う方は難しいですが、もしもいままで新車を購入したことがある人、または親や親戚、友人、知人がお世話になっているディーラーがあれば、そのことを上手く利用することによって最大限の値引き額を引き出せる可能性が高くなります。
例えば・・・
「いま乗っている車はホンダ○○店で購入し、ホンダ○○店さんにはお世話になっているんです。今度も車を買い換えるといったらホンダ○○店さんはかなり好条件を出してくれているんですよ。私としてはお世話になっているホンダ○○店さんとの付き合いもあるので、ホンダ○○店以上の条件を出してもらわないと難しいですよ。」
「親がずっとNetzトヨタ○○店でお世話になっており、車を買うと親に言ったら絶対Netzトヨタ○○店で買え!ってうるさいんですよ。僕としてはどこで車を買ってもいいと思っているんですが、親を説得するためにもNetzトヨタ○○店以上の条件を出してもらわないと難しいですよ。。。」
など・・・・
営業マンとの具体的な新車値引き交渉術と会話(終盤戦) | |
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・営業マン「諸費用、付属品はカットできないんですよー(付属品なしでは販売できないんですよ)。」
「他のディーラーではカットしてくれたんですが・・・」
「車は取りに来ますし(納車費用カット)、車庫証明は自分で取りますんでカットをお願いします!」
など・・・
Point!

基本的に、納車費用と車庫証明は自分で行えばカットしてもらえるはずなので必ず交渉してカットしてもらいましょう。
また付属品(フロアマット・ドアバイザー・メンテナンスキット・洗車用品など)は全額カット(無料サービス)は難しい場合もありますが、大幅値引きしてくれる可能性は十分ありますので、交渉の最後の最後に、
「付属品を無料サービスしてくれれば契約します(ハンコを押します)。」
などと言えば、営業マンもこの条件さえ飲めば契約してくれると思い、カット(無料サービス)まではいかないかもしれませんが、かなり歩み寄ってくれると思いますので、必ず、印鑑を押す前に粘り強く交渉しましょう。
詳しくは以下を参照してください。
⇒諸費用からの値引き額
⇒付属品(洗車用品・フロアマット)
・営業マン「この値引額で限界です。これで決めてもらえませんか?」
「う~ん。。。まだ他のディーラーの営業マンの方とも約束(商談中)していますし、その営業マンの方が凄く頑張ってくれているみたいなので、この場で決めるわけには行きません。もう少し考えさせてください。」
「頑張ってもらっているのは分かるんですが、家族(妻・彼女)が○○車の車を気に入っているので(まだ○○車のほうが安いので)、家族(妻・彼女)と相談しなければ決められないんですよ。」
「他のディーラーではもう少し良い条件を提示されているので(実際に提示されている場合は見積書を見せましょう)、それを超える条件を提示していただけなければ契約はできません。」
など・・・
Point!

お客としても「限界、無理と言われれば仕方ない、諦めるか・・・」、と思ってしまいますが、ここで契約してはいけません!
確かに値引き額も限界に近づいているのかもしれませんが、実際にはまだまだ限界ではないことのほうが多く、仮に本当に限界であってもこれは営業マンの持っている権限の中での値引き額の限界であって、所長(店長)にお願いすればもう少し値引き額を増やすことが十分、可能な場合が多いので、
「もう少し安くならないか所長(店長)に掛け合ってみてもらえませんか?」
などと言って、所長(店長)の値引き限界枠を引き出しましょう!
・営業マン「分かりました!具体的にいくらにすれば契約してもらえますか?」
「○万円(少し無理目の額)値引いてくれれば今日契約します!」
「他のディーラー以上の条件を提示してくれれば考えます!(好条件を提示してくれているディーラーを引き合いに出す)」
など・・・
Point!

「そこまでは無理です!それではこれが本当に最後の提示額です。後○万円値引きますので、これで勘弁してください<(_ _)>」
ここまで来れば本当に限界に来ている場合もありますが、感情に流されず、
「分かりました。それではもう1度よく考えますので、もう少し待ってください!」
などと言って、もう1度、冷静に考えて目標値引き額に達しているのか?この車で良いのか?オプションは?などを確認しましょう。そして後日、最後の商談で、もう1度、
「後○万円(多少無理目の金額)値引いてもらえれば今ハンコを押します!」
と交渉しましょう。そうすれば営業マンもこのチャンスを逃したくありませんので、
「分かりました。しかしその金額は少し無理なので、後○万円だけ値引きします!もーこれ以上は本当に無理です。これで契約してください!」
「所長(店長)に掛け合っったんですが、後○万円までしか値引きできません。これが本当に最後の提示額なので、これで契約してください!」
などと言ってきますので、最後の最後に、
「では後、付属品(フロアマットなど)を無料サービスで付けてください!」
「納車時にガソリンを満タンにしてください!(通常、納車時には千円分ほどのガソリンしか入っていません)」
「端数の○千円をカットしてください!」
と言って、最後には値引きではなくサービスを要求し、自分で納得すれば契約しても良いと思いますよ。

「他のディーラーの方ともまだ約束していますので、ここでは決められません。」
「家族(妻・彼女)と相談しなければ決められないんですよ。」
「もう少し値引いてもらわなければ家族(妻)の許可が出ないので(予算オーバーなので)、後○万円値引いてもらえませんか?」
などといって粘り、契約を焦らないことが大切です。
新車を目の前にすると、1日でも早く契約してその車を乗り回したいと思うのが普通ですが、それでは最大限の値引き額を引き出せません!
新車は高い買い物で、少し気持ちが大きくなってしまうこともありますが、冷静になって、じっくり交渉していくことが大切なのです!
また最後の最後には必ず、ガソリン満タンサービス、付属品(オプション)無料サービス、端数カットの交渉を行いましょう!
営業マンとすれば、最後の最後に契約がダメになることを嫌いますので、数千円~1、2万円程のサービスであれば、応じてくれる可能性が高いと思いますよ(もちろん、最後にカーナビを無料サービスしてください!なんていう無理なお願いは通りません・・・)。
※各ディーラーは土日にさまざまなフェアを行っていることが多く、このフェア時に契約すればちょっとしたプレゼントなどがもらえることが多いので、可能であればフェアを行っている土日に契約するようにすれば、嬉しいプレゼントがもらえるかもしれませんよ?
契約が決まれば・・・ | |
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契約がまとまれば、素直に、

などと、感謝の言葉を贈れば、営業マンも、「この人に車を売って良かった。」、「購入後もサポートしていこう。」と思い、購入後も色々サポートとしてくれると思いますよ。
以上が新車を少しでも買うための値引き交渉術ですが、値引き交渉が上手くいかない場合もあるかもしれません。
また雑誌やネットでは「○○万円引きで買えました!」という情報が氾濫していますので、自分も大幅値引きを勝ち取りたい!という方も多いと思います。
しかし値引額はさまざまな条件によって異なりますので、雑誌やネットで掲載されている目標値引き額まで引き出せなくても決して悲観することはないと思いますよ。頑張ってくださいね!
⇒新車値引き交渉・序盤戦
⇒新車値引き交渉・中盤戦